【スタッフコラム】初夏のフランス食探訪 -ロワール編- 〔ブレジュレシピ監修者 内藤則子氏より〕

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こんにちは。料理研究家の内藤則子です。


これまで日本をはじめ世界各国で料理を学び、
いくつかの食品メーカーで商品の開発を手掛けてきました。
現在はブレジュのレシピ監修をはじめ、様々な食の仕事に携わっております。


先日のブログでは、フランス・パリでの食探訪の様子をお届けしました。
今回は、パリ発のエクスカーション(小旅行ツアー)で
ロワール地方へ行った際のことを綴ってみようと思います。

フランスを代表するワインの産地、ロワール地方/サンセール


フランスの西部に位置するロワール地方は、古くから宮廷文化が栄えたところで、
今も古城が多く残っていることで有名な場所。
また全長1000㎞に及ぶフランス最長の川「ロワール川」が流れていて、
その川沿いには「ロワールワイン」の産地が広がっています。

今回は、なかでも白ワインの名産地として有名なサンセールへ。
ロワール川に面した小高い丘の上に市街地が形成されており、
「丘の上の町」としても有名な美しいスポットです。

まずはワインセラーを訪ねて、試飲三昧!


ここサンセールのぶどう畑の土壌は、
粘土石灰質、石灰岩土壌、シレックス(火打石)の3種類に分かれています。
それぞれの地質を生かしたぶどうを栽培しているので、
同じサンセールのワインでもぶどうが栽培された土壌により個性は様々です。


ぶどう品種はソーヴィニヨン種がメイン。
ミネラル豊富で価格もお手頃なサンセールの白ワインは辛口でスッキリ飲みやすく、
同じくサンセールで作られた山羊のチーズ、
「クロタン・ド・シャヴィニョルAOP*」との相性もバッチリでした。


他にも熟成の浅いものから長期のものまで、
様々なチーズの味の変化とサンセールワインとのマリアージュを楽しみました。

*AOP(原産地呼称保護)とは、
優れた食品の保護と販売促進を目的とする、EUが主体の品質保証制度。
フランスでは主にワインやチーズにおいて規格化されていて、
伝統的な製法で作られた質の高い食料品であることの証となっています。

午後は食事と買い物を満喫!


デジュネはサンセールのレストランで、
旬のグリンピースのクレームとタラのポワレをいただきました。
キリッと冷えたサンセールワインとは、さすがのベストマリアージュでした!


その後はお目当てだった
フランスを代表するテーブルウェアブランド「ジアン」のファクトリーへ。
ブレジュの商品撮影やアレンジレシピに活用できそうな、
素敵な食器をゲットしてきました。

※伝統的なジアン
※今回購入したジアン


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さて、2回にわたってお届けしたフランス食探訪記、 いかがでしたでしょうか。
今後も定期的に、食に関する様々なトピックスをご紹介していきたいと思います。
それではまた。


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